為になる話

今日は一つ、為になる話を。

人は、話をするときに、その話から相手が受ける感情などを予定して、あらかじめ相手に伝えてしまう事があります。
…と、こう書くとわかりにくいのですが、例をあげると、

「昨日、面白いことがあってさ」

などです。

しかしこの言い方には落とし穴があって、
聞いた人は「ああ、これから面白い話が聞けるんだ」と会話のハードルを「面白い」という方に高くしてしまいます。

「面白い話」といって話をした場合、もともと「ちょっと笑える」くらいだった話でも、「期待したほど笑えなかった」話として処理されてしまうのです。
それは話を構成する時にそうとう気を使わなければならないという事です。

そこで、今日の本題。
「爆笑」とか「笑える」とか、自分の日記の紹介文に書いてしまうのは、そうとうの腕と自信がなければ駄目だと言うことですよ。
「爆笑」なんてそんなこと、私は怖くて書けません。

さて。
今日の日記には一つ、トリックがあります。

私は冒頭で「今日は一つ、為になる話を。」と書きましたね。
「最初に『為になる』って、書いてあったけど、たいした話じゃねぇじゃん」って思ったでしょ。
そう思った貴方は私の心理的トリックに引っかかったのだ。
…と、書いて、内容の無いのをごまかす、そういった負け組人生。